NYのウェイトレスから返り討ちに合った話
私もしたたかさでは相当だと思うのですが、世の中上には上がいるものです。自己主張の強いアメリカでは、弱い方かもしれません(笑)。そんな思いをする出来事が、今から20年程前にありました。
当時の私はアメリカが大好きで、本気でアメリカ人になりたいと思っていました。今考えると、本当に無邪気です。そんなわけで、アメリカには学生時代から何度か旅行で行ったものです。
当然人種差別があって、電車に乗っていると「おい、お前はチャイニーズか?」と因縁を付けられたり、ルイヴィトンであからさまに失礼な態度を取られたり。まあ別に、そんなことは気にしませんけれども。
その時は、たまたま同級生も一緒にNYに行っていました。そのNYで、一介のウェイトレスに「ギャフン」と言わされる経験があったのでお話したいと思います。
そろそろお腹も減ったねということで、私達はあるレストランに入りました。一通り注文したのですが、ウェイトレスの対応が非常に失礼です。街を歩いていて暴言を吐かれるのは構いませんが、カフェでは一応お客様です。
・・・全く、アジア人が全員白人に頭下げることしか知らないと思ってるんだろうが、相手が悪かったね。
ちょっとこのウェイトレスこらしめてやろう。
そう思いながら、私はレシートのチップの欄に非常に安い金額を書いて渡しました。
・・・さあ、どんな顔をするのか見物だな〜
私はそう思いながら、彼女の顔を見ました。案の定、チップの金額を見たとたん、もの凄い形相になって怒っています。
・・・しめしめ、効いてる効いてる(笑)
そして、彼女は私達にこう言いました。
「ちょっと、チップが安すぎるんだけど(怒)」
「来た来た」と思いながら、この時はまだ「勝つのは私だ」と思っていました。
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