2014年WEBの世界で起こっていること(1): The current state of the web

2014年WEBの世界で起こっていること : The current state of the web

※本稿は弊社のCTO、Slavi Pantaleevによる記事です。少々長いので、日本語訳を加え3回に分けてお送りする予定です。

This post is meant to be a summary of what’s happened lately on the web and where things are going.
It will mostly focus on things that have happened in the open-source world, as that is where most of the innovation happens.

A very noticeable shift lately has been the huge increase in Javascript popularity.
Let’s start by explaining what Javascript is and what it means for the web, before we continue forward.

この記事の目的は2つあります。最近のWEB業界の動向を探ることと、それが一体どこで起こっているのかを明らかにすることです。オープンソースの世界での話が多くなりますが、それはイノベーションのほとんどが、まずオープンソースの世界で起こるからです。

ここ最近の最も顕著な変化は、JavaScriptが圧倒的な主役になったことでしょう。それでは、JavaScriptとは一体何なのか?そしてWEBにとってどんな意味を持つのか?まずそこから考えてみたいと思います。

JavaScript – the heart of the web

Thinking about the web – a web page is just a document consisting of text, graphics, references to other documents and other such things. Imagine a piece of paper – in itself, it’s just a “static” document – you can read it, but it can’t move by itself, react to your actions or do interesting things for you. As a document, it’s incredibly good. However, if you think of it as something that that needs to adapts to its environment and the person reading it, it’s rather plain (or at least it used to be in the past).

Historically and currently, there’s only one programming language used inside web pages to make them more interactive. Javascript is the programming language used inside a static web page document, allowing the website creator (developer) to make the document more “alive”.

Javascript has been used on websites, sparingly (in limited amounts), ever since 1995. The reasons developers were not using it too much until recently are numerous – the programming language was not fast enough, tradition/inertia causes developers to favor the “old simple documents”, and users didn’t demand more of the web. It’s only recently that things started changing.

A more interactive and engaging web experience can be created using a more powerful platform and better “programming code”.

JavaScript – WEBの心臓部
かつてJavaScriptほど、WEBに影響を与えた技術があったでしょうか?

WEBについて考えてみましょう – WEBページと言うのはテキスト、グラフィック、他のドキュメントに関する資料、その他の似たようなものによって構成されています。一枚の紙を思い浮かべてみてください – 紙面上、それ自体は単に「静止した」ドキュメントです – 読むことはできても、動かすことはできません。あなたのアクションに反応したり、何か面白いことをするわけでもありません。ドキュメントという点では、非常によくできています。けれども、周りの環境に何らかの適応をして欲しいなと思うような場合には、ちょっと物足りないでしょう。(あるいは、少なくとも以前はそういうものでした)。

過去にもそれから現在においても、WEBページ内で相互作用のために使われているプログラミング言語はたった一つ。JavaScriptこそが静止したWEBドキュメントの中で使用されるプログラミング言語であり、それがあるからエンジニア・開発者はドキュメントをより「生かす」ことができるのです。

1995年以来、JavaScriptはWEBサイトの中で控え目に(限られた量だけ)使われてきました。開発者が最近まで多用せずに来た理由はいくらでもあるでしょう – プログラミング言語の速さが十分でなかったとか、伝統/慣性によって開発者が「古くて簡単な文書」を好んだというのもあります、そしてまたユーザー側もWEBに求めるものが今ほど多くはありませんでした。状況が変わり始めたのはつい最近のことです。

よりインタラクティブ(相互作用的)で面白いWEB体験というものは、よりパワフルなプラットフォームに、より良い「プログラミングコード」すなわち「JavaScript」を使うことによって、初めて創造することができます。

The push for a better web

What started the push for a better web is probably Google’s desire of “putting everything online” (the place where Google was nicely developing at the time), and moving away from the desktop (a place already occupied by other technological giants).

Due to that, Google started making a push for a more capable, interactive and desktop-like web, by introducing a new browser (Google Chrome). Google Chrome was announced in 2008 and introduced a few major features that revolutionized the web browser world – a new incredibly fast Javascript engine called V8, security through isolating different web pages, stability through isolating different web pages, user interface simplicity, etc.

The introduction of a new game-changing browser like Google Chrome triggered a new web browser war and every other existing browser was suddenly trying to improve, in order to keep up with Chrome. A few years later, we have the result – a much faster web-experience throughout all current major web browsers (not just Google’s own Chrome browser that started it all).

As already mentioned, Javascript is at the heart of the interactive web. Its popularity increase in the last few years can be attributed to users wanting a more engaging and interactive web-experience, and browsers finally being more capable of delivering such an experience.

使えるウェブへのもうひと押し

WEBが便利になるのを後押ししたのはおそらく、グーグルの「あらゆるものをオンラインにしてしまおう」(当時グーグルが上手く開発していた分野)という欲望、そしてデスクトップ(すでに別のテック巨人によって占拠されている分野)から遠ざかろうという思いでしょう。

そのためにグーグルが始めたのは、新しいブラウザ(Google Chrome)の導入です。今まで以上に高能力、インタラクティブで、デスクトップ風なWEBを作るというひと押しでした。2008年に発表されたGoogle Chromeはブラウザ界において画期的な機能を投入してきました – V8と呼ばれる、新しく、とてつもなく早いJavaScript、独立した個々のWEBページを通してのセキュリティー、独立した個々のWEBページを通しての安定性、ユーザーインターフェイスの簡素化、その他にもあります。

これまでの状況を一転させるようなブラウザGoogle Chromeの導入は、新たなブラウザ戦争を引き起こし、それまでの既存ブラウザたちはChromeに追いつくべく大急ぎで改善に取り組むことになります。数年後私たちが目にしたのは – 現在の主要ブラウザの全てにおいて、WEB上のやりとりが以前より格段に早くなったということでした(引き金となったGoogle自身のChromeブラウザだけでなく)。

既に述べたとおり、インタラクティブなウェブをつかさどるのはJavaScriptです。ここ数年のその人気上昇は、ユーザーがWEBにもっと関わりたい、もっと相互作用に富んだなWEB使いをしたいと望んだ結果でしょう。そしてブラウザがようやくそれに応えらる能力を持つようになったというわけです。

2014年WEBの世界で起こっていること(2)に続く〜


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